画像安定装置(ビデオスタビライザー)とは?

 さて、「画像安定装置」という言葉を聞かれたことはおありでしょうか?
世間的には「ビデオスタビライザー」とか「ビデオ編集機」等とも呼ばれることがあるようですが、これらは実質はほぼ同じモノを指していると思って良いでしょう。

 それではこれはいったい何なのか?ということなのですが、これはDVDやビデオをダビングする際に、場合によっては劣化して見えにくくなってしまう画面を、ちゃんと見えるように綺麗にしてしまう機械なんですね。
どちらかというと、大手の家電量販店とか郊外型のスーパーなどには置いてない場合が多くて、東京・秋葉原や大阪・日本橋、名古屋・大須などのマニアックな傾向のある電気店街の小さな店で扱っていることが多いようです。
安いモノでは1万円以下のモノから出ていまして、高いモノは4万円近い高級なモノまで、非常に数多くの機種が出ています。しかし、実際にこれらを買おうとすると種類が非常に多いため、どれをどう選んで良いのかわからなくなることが往々にしてあります。とくに機械が苦手な万年初心者の方の場合、どこから手を付けて良いのかさっぱりわからなくて、結局は購入そのものを諦めてしまう場合も多いようです。

 このサイトでは、数ある画像安定装置の中でも、特に「コレがオススメ!」という機種をご紹介いたします。 ショッピングサイトを覗いてみたはいいが、気に入ったものがすでに販売終了だった・・・などという残念な思いをしないために。どうぞ、ご覧くださいませ。

2015年現在、画像安定装置のいま

4年ほど前でした。画像安定装置の業界に全く新しい商品が登場しました。ハイビジョンレコーダー「HVR-BX1」です。
これまでアナログ端子の入出力のみだった画像安定装置に対し、初めてデジタル高画質のHDMI入力端子を搭載し、ハイビジョン録画を可能にしたレコーダーとして一世を風靡しました。
地デジ化、ブルーレイ、フルハイビジョン画質が当たり前の現在、アナログ画質の映像では物足りないユーザーが増える時代に、まさに夢を叶える商品でした。
残念ながら現在は完売し入手不可能となってしまいましたが、今日でも「HVR-BX1」を求めるユーザーが多く訪れます。
それから4年が経ち、この特徴を持ちつつ、さらに進化した商品が誕生いたしました。

それが、アキバコンピューター(ABC-o33)です!

画像安定装置を必要とする全てのユーザー、そして彼ら以外にも「面白い機械」を求める全てのユーザーにとって、生涯遊べるといっても過言ではない機械がこれです。

まず、ハイビジョンレコーダー「HVR-BX1」の機能を丸ごと飲み込みます。
加えて、HDMI入力端子とハードディスクを接続するUSB端子が、倍の2つになりました。複数の再生器に対応し、接続したハードディスク間のデータのやり取りも可能になりました。
最大4TBのNTFSフォーマットのHDDに対応し、長時間連続録画を実現。これまでのHDMIデジタル入力レコーダーでは録画ファイルがブツ切れとなり、パソコンで編集してつなぎ合わせる等の煩わしい作業も不要となりました。

しかしこれは、アキバコンピューター(ABC-o33)の持つ機能のうちのたった一つに過ぎません。

アキバコンピューター(ABC-o33)は、画像安定装置を必要としない全てのユーザー、または画像安定装置でダビングに興じる傍らに他の何かを求める全てのユーザー、パソコンやファミコンに触れない全てのユーザーにとって、新しい遊びを提供します。

まずはこれらをシークレット機能と呼び、その情報は随時更新してまいります。

画像安定装置の最終形態となりうるアキバコンピューターの最新情報に目が離せません!

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世界初!スペシャル機能搭載ブルーレイディスク対応デュプリケーター

 DVDのバックアップをするならば、画像安定装置よりももっと簡単に使える商品があるのをご存知でしょうか? 「スペシャル機能搭載DVDデュプリケーター」と呼ばれるものがそれにあたるのですが、 2014年4月、世界初の「スペシャル機能搭載ブルーレイデュプリケーター」が発売されます。 面倒な接続や設定などは不要で、誰でも簡単に扱えるのが特徴です。

 デュプリケーターとは一般に、元のディスクを「そっくりそのまま」コピーするもので、割と市場にも出回っております。 それらは当然、コピーガードがかかっている市販やレンタルのブルーレイディスクはコピーできません。 ですがここでご紹介するのは、どうやらわけありのようです・・・。

そのわけというのが、スペシャル機能という単語にあるようです。

世界初!世界唯一のブルーレイ対応デュプリケーター「BLADE-BD」

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画像安定装置って、万能チューナーのこと??

 世間には「画像安定装置(ビデオスタビライザー/ビデオ編集機)」と聞くと、「ケーブルテレビの有料番組のスクランブルを解除して、タダで番組が見られるようにする万能裏技CATVチューナーですよね?」と完全に信じ込まれている方もいるようです。しかしこれはまったく違うモノです。「画像安定装置」が扱うのは、あくまでもビデオデッキやDVD、それにスカパーのチューナーから出てくるビデオ信号が処理の対象です。対していわゆる一部で「万能裏技チューナー」とも呼ばれている「CATVチューナー」は高周波が対象ですので、両者は原理的にそもそもまったく違うモノだと言えます。

 以前は東京・秋葉原などの電気街でもそうした「万能裏技タダ見CATVチューナー」を販売している店がいくつかあったのですが、最近は取り締まりが厳しくなったのか、そういうのはほぼまったく見かけなくなりました。どちらかというと路上で「ソフト~っ、ソフト~っ」と呼びかけながら、不正コピーのパソコンソフトの販売をしている中国人の方が多いぐらいです。ですので、今後はさらに入手は非常に困難になるだろうと思われます。

 ちなみに「万能裏技CATVチューナー」の使用は、ケーブルテレビ会社と交わした契約を侵害する行為に当たりますので違法です。この点に関しましては、社団法人日本ケーブルテレビ連盟より、 「ケーブルテレビ会社の許諾なしに無断でスクランブルを解除実験する機能を装着した機械を譲渡することは、不正競争防止法に違反する。」

 ……との通達 が出回っています。ほとんどのこの手のチューナーは「実験・研究用」という名目で販売されていますが、上記の表記に基づくかぎり違法であることにはかわりはありません。ですので、そういった法に触れるような事には手を出さないで、ちゃんとお金を支払って有料番組を愉しまれることをオススメいたします。そのことが将来的には健全なテレビ文化の発展に貢献するのですから。

画像安定装置の選び方

■ワイド信号対応かどうか?
 「ワイド信号」とは、画面サイズが横長の液晶テレビなどとの間で表示互換性をとるために、本来の撮影された映像部分を横方向に圧縮して記録する為の補助信号のことを言います。これには3種類(S1/S2/ID-1)ありまして、ここではすべてに対応している画像安定装置をオススメします。 と、いうより、現行の機種はほとんどワイド信号対応モデルとなります。

■高画質かどうか?
 画像安定装置の値段の高さと画質の高さは単純に比例します。製品の回路全体が画質の向上について考えられているからです。一見、同じ電気信号なのだから大差はなさそうに思えますが、実際に安いモデルと高価なモデルを比べてみればわかる通り、情報量や描写力はまるで違います。基本的にビデオ信号の伝送品質は、いかに間に余計なものを挟まないかに大きく左右されますので、本来ならば画像安定装置を入れること自体、画質を大きく下げる結果となります。この点が気になる場合は、極力、高価なモデルを買われた方がいいでしょう。

■AVセレクターが必要かどうか?
 AVセレクターとは、つまり複数の入力ソースをリモコンや本体のスイッチなどで切り替えることの出来る機能なのですが、これがあると、スカパー(SKY PerfecTV!)の出力やDVDの出力などを手軽に切り替えできますので、再生機を複数お持ちの方には非常に便利です。ただ、これにも機種ごとに入力チャンネルや出力チャンネルの数に差があったりしますので、将来的な機材の購入予定を考えて選ぶ必要があります。また、AVセレクターそのものを通すことで若干画質が劣化する傾向もありますので、極力ピュアな状態で画像を安定させたい場合は、まったく付いていないモデルを選択するという方法もあります。もっとも中級機種以上になってくると、AVセレクターを搭載していないモノはありませんので、必然的にセレクター付きのモノを選ぶことになります。

画像安定装置の相性について

 画像安定装置を捜していて一番気になるのは、使ってる機器と買った画像安定装置の間で相性問題が生じないか?ということですが、実は最近これはさほどのも問題ではなくなってきています。

 一昔前は画像安定装置を作るメーカーの技術力も低かったため、接続する機器によっては「正常に動作しない」とか「色がうまく出ない」などの、今でも「相性問題」と呼ばれるような現象があちこちで起きていました。 しかし最近は各メーカーの技術力も向上してきたため、こういった問題はほとんど起きないようになってきています。実際に画像安定装置を販売する複数の店舗に独自に確認を取ったところ、相性と呼べる症状が起きている画像安定装置は、 のきなみ販売している総数の1パーセント前後にとどまっているようです。つまり普通の使い方をする限りにおいては、「相性問題」はほぼ気にすることがない程度の問題に過ぎないようです。

 しかしこれを読みの方の中には「じゃ、なんであんなにネットで症状が書かれてるんだよ!」と言われる方もいらっしゃるかもしれません。確かにその通り、実際ネットを検索してみてもけっこう数多くの症状が書き込まれていたりします。 しかし考えていただきたいのですが、はたして相性などの症状がまったく出なかった人が、わざわざネットに自分から「やたーうまくいったよー\(^o^)/」などと書き込むでしょうか?  実際画像安定装置を買う人の大半は、ネットには明るくないユーザーですし、うまくいったらそれだけで満足してしまう場合がほとんどではないかと思われます。 対して相性問題が起きてしまったユーザーは「どうして自分だけが(-_-#」と思ってあちこちにレビューを書いたり、掲示板での他の人の質問に 「●●●●は俺も使ってたけど、ダメだったよ」なんて具合に、自分から積極的に発言していく可能性が非常に高いです。結果としてネット上には実際の数値をはるかに上回る否定的な言論が飛び交うことになるわけです。

 これはなにも画像安定装置にかぎらずネット上を飛び交う言論の大きな特長の一つですが、こうした風潮を真に受けてせっかくの便利な道具に近寄らないでいるのは非常にもったいない話だとも言えます。 ある人が「嘘を嘘と見抜ける人でないとネットを使うのは難しい」と発言しましたが、ネット上の情報はこうした側面を考慮して、まさしく「曇り無き眼(まなこ)で、見定める」ことが肝要かと思われます。

画像安定装置(ビデオスタビライザー)の接続方法

 さて、画像安定装置は数多いですが、やはり使い慣れないだけにどう言った接続方法をすればいいのかわからない場合も多いかと思われます。そこでここではDVDプレーヤーとの接続を例にとって、簡単に画像安定装置の接続方法を解説してみましょう。

 原理的な部分を一口で言うと、「出力側の機材の映像出力を画像安定装置に入力して、画像安定装置からの出力を録画側の入力に入力する」ことになります。ですので、まずは再生側の出力と録画側の入力がどれかを探し出す必要があります。これについてはそれぞれお使いの機器の説明書などを参照して探し出していただくしかないわけですが、基本的に出力は出力で、そして入力は入力でと言った具合に、背面の近いところにまとめて配置されている場合がほとんどですので、背面の刻印やシルク印刷などを手がかりに参照してください。

 上の図はとある市販のDVDプレーヤーの背面図です。通常DVDプレーヤーをテレビなどの出力に繋ぐ場合には、コンポジットビデオ端子やS端子を使用する場合が多いですが、市販の画像安定装置の大半もこれらのケーブルで信号をやりとりしています。ですので、まずは普段テレビに繋いでいる映像ケーブル(Sかコンポジット)を、そのまま画像安定装置の入力と書かれたところに接続してください。

 ここでは「BLADE-V」をサンプルとして使いますが、他の画像安定装置も事情はほぼ同じです。「BLADE-V」は背面の左側にコンポジットとS端子の入力があり、右側にコンポジットとS端子の出力があります。まずは、DVDプレーヤーの映像出力のうち普段使用しているもの、つまりコンポジットならコンポジットを、S端子ならS端子のケーブルを接続します。コンポジットのケーブルは一般的に黄色い色が付いていますし、S端子ケーブルは一般的には黒い色になっている物が多いようです。

 ここで、S端子とコンポジットとの違いについてですが、機能的には両方とも映像信号を伝送しているケーブルですので、どちらを使っても映像そのものは映ります。決定的に違うのはその「画質」でして、やはりS端子の方が無理に複数の信号をひとつにまとめたりしていないため、シャープに映ります。もし現在、コンポジットでDVDを使われていて、S端子の入出力があるという方は試しにS端子での接続に切り換えてみてください。そうすれば画質の向上が体感できるはずです。

 以下は「BLADE-V」を使用した場合の接続図です。上がS端子による接続、下がコンポジットによる接続となります。

 「BLADE-V」の場合、すでにケーブルが1本ずつ中に入っていますので、それを使えば、新しく買い足さなくても接続はすぐに出来ると思います。また、音声信号は安定させる必要がありませんので、再生側と録画側を直接繋ぎます。AVセレクターを内蔵している画像安定装置の場合は、音声もそれぞれ入力と出力を録画側と再生側に繋ぎます。

 ここで注意しなければいけないのは、安い画像安定装置ではS端子とコンポジットの併用が出来ない物が多いと言うことです。再生するDVDの側でも併用できないようになっている場合がありますので、どちらか片一方で接続してください。また、もう一つ注意しなければいけないのは、安い画像安定装置にはコンポジットからS端子やその逆のS端子からコンポジットといった具合に、伝送方式を変換する機能が付いていない場合がほとんどだと言うことです。ですので、下の図のようにコンポジットで出して録画側にはS端子で繋ぐと言うことは出来ない物と思ってください。(「BLADE-V」もこれはできない仕様になっています)

 画像安定装置全般を見渡してみても、信号の変換機能を持っている物はごく少数ですし、最悪の場合機器類を壊してしまう可能性もありますので、形式変換に対応している機種以外では、こうした接続方法はやめたほうが無難です。

 さて、接続が終わりましたら、あとは電源を入れるだけです。「BLADE-V」の場合は、本体に電源スイッチがありませんので、リモコンから電源を入れましょう。画像安定装置によってはコンポジットとS端子とであらかじめ入力モードを切り換えないといけない場合がありますので、説明書をよくチェックしてください。

 画像は映っていますか?映っていなければ配線をもう一度確認しましょう。そしてあとは再生機器を再生開始して、録画をスタートすれば大丈夫です。

DVE793

その種類も年々減少を続ける「アナログ画像安定装置」の中にあって、そんな傾向どこ吹く風なDVE793。 画質にこだわりが少なく、例えば数年前に購入した画像安定装置の保証が切れて買替目的や、試しに購入を検討している方などにとって選びやすい機種ではないでしょうか。

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DVE795

プロスペック社より発売されている画像安定装置の中でも最高機種のDVE795。D端子搭載というのがポイントなのですが、いまやHDMI端子がメジャーなのでその必要性やいかほどか。 ただ、HVE-701をお持ちの方やD端子出力のプレイヤーをお持ちの方にはオススメです。

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