さて、画像安定装置は数多いですが、やはり使い慣れないだけにどう言った接続方法をすればいいのかわからない場合も多いかと思われます。そこでここではDVDプレーヤーとの接続を例にとって、簡単に画像安定装置の接続方法を解説してみましょう。
原理的な部分を一口で言うと、「出力側の機材の映像出力を画像安定装置に入力して、画像安定装置からの出力を録画側の入力に入力する」ことになります。ですので、まずは再生側の出力と録画側の入力がどれかを探し出す必要があります。これについてはそれぞれお使いの機器の説明書などを参照して探し出していただくしかないわけですが、基本的に出力は出力で、そして入力は入力でと言った具合に、背面の近いところにまとめて配置されている場合がほとんどですので、背面の刻印やシルク印刷などを手がかりに参照してください。
上の図はとある市販のDVDプレーヤーの背面図です。通常DVDプレーヤーをテレビなどの出力に繋ぐ場合には、コンポジットビデオ端子やS端子を使用する場合が多いですが、市販の画像安定装置の大半もこれらのケーブルで信号をやりとりしています。ですので、まずは普段テレビに繋いでいる映像ケーブル(Sかコンポジット)を、そのまま画像安定装置の入力と書かれたところに接続してください。
ここでは「BLADE-V」をサンプルとして使いますが、他の画像安定装置も事情はほぼ同じです。「BLADE-V」は背面の左側にコンポジットとS端子の入力があり、右側にコンポジットとS端子の出力があります。まずは、DVDプレーヤーの映像出力のうち普段使用しているもの、つまりコンポジットならコンポジットを、S端子ならS端子のケーブルを接続します。コンポジットのケーブルは一般的に黄色い色が付いていますし、S端子ケーブルは一般的には黒い色になっている物が多いようです。
ここで、S端子とコンポジットとの違いについてですが、機能的には両方とも映像信号を伝送しているケーブルですので、どちらを使っても映像そのものは映ります。決定的に違うのはその「画質」でして、やはりS端子の方が無理に複数の信号をひとつにまとめたりしていないため、シャープに映ります。もし現在、コンポジットでDVDを使われていて、S端子の入出力があるという方は試しにS端子での接続に切り換えてみてください。そうすれば画質の向上が体感できるはずです。
以下は「BLADE-V」を使用した場合の接続図です。上がS端子による接続、下がコンポジットによる接続となります。
「BLADE-V」の場合、すでにケーブルが1本ずつ中に入っていますので、それを使えば、新しく買い足さなくても接続はすぐに出来ると思います。また、音声信号は安定させる必要がありませんので、再生側と録画側を直接繋ぎます。AVセレクターを内蔵している画像安定装置の場合は、音声もそれぞれ入力と出力を録画側と再生側に繋ぎます。
ここで注意しなければいけないのは、安い画像安定装置ではS端子とコンポジットの併用が出来ない物が多いと言うことです。再生するDVDの側でも併用できないようになっている場合がありますので、どちらか片一方で接続してください。また、もう一つ注意しなければいけないのは、安い画像安定装置にはコンポジットからS端子やその逆のS端子からコンポジットといった具合に、伝送方式を変換する機能が付いていない場合がほとんどだと言うことです。ですので、下の図のようにコンポジットで出して録画側にはS端子で繋ぐと言うことは出来ない物と思ってください。(「BLADE-V」もこれはできない仕様になっています)
画像安定装置全般を見渡してみても、信号の変換機能を持っている物はごく少数ですし、最悪の場合機器類を壊してしまう可能性もありますので、形式変換に対応している機種以外では、こうした接続方法はやめたほうが無難です。
さて、接続が終わりましたら、あとは電源を入れるだけです。「BLADE-V」の場合は、本体に電源スイッチがありませんので、リモコンから電源を入れましょう。画像安定装置によってはコンポジットとS端子とであらかじめ入力モードを切り換えないといけない場合がありますので、説明書をよくチェックしてください。
画像は映っていますか?映っていなければ配線をもう一度確認しましょう。そしてあとは再生機器を再生開始して、録画をスタートすれば大丈夫です。